お墓の建て方

其の壱、石材店を選ぶ

 まずは、石材店を選びましょう。当社のキャッチフレーズ 『孫子の代までおつきあい』 の通り、お墓を建てるという事は、末代までその石屋さんとおつきあいをするという事であり、自分の代だけではなく末代まで使用する一生に一度の重要なお買い物だという事です。
 お墓を建てた後も納骨・戒名彫りやお墓のクリーニング等、後々のメンテナンスができて信頼のおける石材店を探しましょう。

施工全体図

施工全体図

石材店選びの3つのポイント

1.会社を見る

 石材店の事務所や展示場・自社工場があるなどの基盤が整っているか確認しましょう。現在多くの石材店が保証(当社は10年保証)をつけて契約を行います。しかし、いざとなった時に施工した石屋さんが無ければ保証の意味がありません。一度は足を運んで会社を見学してください。

※かばん屋といって会社を持たず、契約したら下請けの石材業者に仕事を発注するといった業者もあります。すぐに会社が辞められる状況下にあり、もちろん下請けの石材業者も施工の保証は取りません。

2.評判を聞く

 お墓を建てた知人、霊園管理者、お寺の住職に『○○石材の施工、工事はどうですか?』など質問するのも良いと思います。
 只、霊園・お寺さんによってはお抱えの石材業者がいる場合もありますので、その業者を勧める事があります。

※直接石材店に連絡して近所で施工したお客様がいるか聞いてみるのも良い方法です。

3.折込広告(チラシ)・新聞広告・ホームページなどを見る

 チラシ等で値段設定や施工方法がしっかりしている石材店を選びましょう。

其の弐、石材店に連絡する

 石材店が決まったら電話・メール等で『お墓を建てようと思うのですが』と、お問い合わせください。ご希望のお引渡し日、打合せの日時などをお伺い致します。
 ※墓所建立の場所がお決まりでないお客様は、墓所用地を購入前に石材店にご相談する事をおすすめ致します。ご予算に合わせて敷地の大きさ等アドバイスする事ができます。

其の参、墓所建立予定地の下見

墓所建立予定地

墓所建立予定地

 正確なお見積もりを出す為に建立予定地を見させていただきます。作業車から予定地までの搬入距離や特殊な機械が必要な場合、搬入費用などが掛かることもございます。
 また、霊園等であれば周りの墓所に見劣りしないようなアドバイスができます。

其の四、ご希望の形・大きさ・ご予算等の細かい打ち合わせ

 石材展示場または霊園で実際に目で見てご希望の形を営業担当者に伝えます。もちろん大体のご予算が決まっていればその時に伝える事も大事です。

  • 和型か洋型(高さの低いタイプ)またはオリジナル(自然石など)のタイプ
  • 石塔の色は黒御影石、少し明るい中間色の御影石、明るいイメージの白御影石が良いか
  • お参りしやすいバリアフリー(参道・段差の無いタイプ)または昔ながらの階段タイプなど

其の五、設計図とお見積りの提示

 ご予算、ご希望の形に合わせて図面、カラーCG図面及びお見積りを作成し、見積書の見方や金額の計算方法、原産国、石の特徴など細かく説明いたします。
 また、想像したイメージと違う・予算が合わないなどの場合は、何度でも無料で図面・見積りを直し少しでも理想のお墓に近づけるように打ち合わせいたします。

イメージ図

イメージ図

才数

才数

お見積書(例)

お見積書(例)

其の六、ご契約

墓所建立予定地

 お引渡し日・デザイン・お見積り・使用石種にご納得いただきましたら保証の内容・支払い方法などご説明させていただきご契約となります。

其の七、墓所材料の発注と字彫りの打ち合わせ

 墓石の材料を発注します。(現在、墓石に使用される石材のほとんどが中国で加工され輸入されています。日本で採掘される石も一部では、一度中国に輸出して加工し製品を輸入する状況です。)
 発注に合わせて字彫りの打ち合わせを致します。
 製品が到着したら据付工事に合わせて字彫り専属のスタッフが工場で文字を刻みます。

其の八、地鎮祭・魂抜き(開眼戻し)・霊体処理

 古い石塔や建立地にお骨(土葬・骨壷)が埋葬してある場合、着工前に住職様(神葬祭の場合は神主様)に魂抜きの読経をしていただき、施主様お立会いの上、お骨を掘る作業を致します。
 (お骨は、お寺に預ける、自宅の仏壇前に置く、墓所敷地内に仮埋葬し新しい納骨堂ができたら納骨)
※地鎮祭・魂抜きの際、各宗派・宗教により準備する物(塩・洗米など)が違いますのでご確認ください。

其の九、基礎工事

 お墓の土台となる基礎工事を行います。
 栗石敷き・鉄筋コンクリートで重量物または冬の寒さに耐えられる基礎工事を致します。

施工は当社スタッフが行い、下請け業者は一切使いません。

根掘り

墓所寸法に合わせ地面を掘ります。 通常基礎厚み30cm、寒冷地45cm

栗石敷き

他社では砕石を使用している場合が多い中、当社では鉄筋はもちろんのこと、全て栗石を使用しています。

水締め

霊体処理の後や地盤の暖い場所の場合、何度か水を入れて地盤を締めます。

転圧

敷地内栗石の上から転圧機(ランマー)で転圧します。

型枠

外回りから型枠を組み、石の納骨堂を据付、水抜き型枠を入れます。

納骨堂

見える部分は全て御影石で汚れの付着を防ぎ、エアーサイクル工法で空気の流れを作ることにより外気に近い温度、湿度を保つことができます。ご先祖様がやすらかに眠れるよう、こだわりぬいた設計となっております。

納骨堂イメージ図

納骨堂イメージ図

納骨時

納骨時

散骨時

散骨時

鉄筋組み

鉄筋を組みます。10mm鉄筋を使用し基礎厚み30cmの場合2段、45cmの場合3段に組み、内側も同じように配筋していきます。

生コン打

強度の出る生コンを流し込みます。

仕上げ

生コンが固まったら、型枠をはがし納骨堂内の栗石を排除し砂を入れ完成です。

其の拾、据付工事

 据付専属のスタッフが基礎に石を据え付けていきます。

通常施工でのご説明です。オプションでの施工ではありません。

外柵工事

基礎コンと石の接着は、モルタル接着とステンレスピンで固定。ズレを予防します。

石と石の接着は、石材用接着剤とコーキング及びステンレスピンで固定します。

見えない外柵内側にもL字金具及び楕円型金具で固定しますので、石の動きを完全にシャットアウト。大切なお墓をお守りいたします。

直線の接続は平型金具及び楕円型金具で固定します。

お墓の四隅にステンレス丸棒を埋め込み、石に穴をあけ、完全に密着する施工をしています。石材の据付けは全て耐震・耐久仕様です。寒い地方の方も安心しておまかせください。
最新の金具や石材用ボンドを使用。日々進歩する耐震工具を使用し完璧な施工をいたします。

墓石工事

墓石は、当社オリジナルの耐震棒で施工いたします。
芯棒は、5cmのムク棒を使用、そこに耐震ゴムをかぶせ棹右から中台までの間を固定します。
万が一の地震の際、振動波を耐震ゴムが吸収、ステンレス棒が石塔の倒壊を防ぎます。

※墓石の耐震加工は、オプションではなく通常施工となっており、重ねて寒冷地にも対応出来る施工となっております。

其の拾壱、墓所完成・お引越し

 墓所が完成したらお引渡しとなります。営業担当者と同行していただき契約した時の図面・刻んだ文字・石の種類等間違いないか、また簡単なメンテナンス方法など説明を受けご納得して頂けたらお引渡しの完了となります。

墓所完成・お引越し
カラーCG図面

※当社では、石塔建立のお客様に、家紋入り手桶とお墓参りセットをプレゼント。

其の拾弐、開眼供養(入魂式・魂入れ)・納骨

 住職様(神葬祭の場合、神主様)に新しくできた石塔に魂を入れてもらい墓所としてお参り出来ます。
※各宗派・宗教により準備する物(塩・洗米など)が違いますのでご確認ください。
納骨は、開眼時または前もってお施主様・ご親族様お立会いの上、納骨いたします。

鈴木石材の墓所建立後のお付き合い

  • 暑中お見舞いと年賀状でのご挨拶
  • 大好評のカレンダーの配布※11月後半~年末(遠方のお客様には申し訳ございませんが郵送となります。)

「孫子の代までお付き合い」を大事に考えております。